本日、発売になりました、わかさ4月号。
加茂先生が執筆メインのトリガーポイント療法特集です!
現代の痛み医療の矛盾を訴え、
痛みの本質を語っています。
注射と鍼の違いはありますが、
痛み&シビレに、TP療法は圧倒的な効果があります!
この雑誌を読んで、痛みに苦しんでいる方達が、
筋肉(TP)の重要性に気づいて、TP療法を選択していただけると、
本当にうれしいです。
TP療法専門、埼玉県代表として、
全力を尽くしたいと考えています!
東京都近郊でTP療法をお探しの方は、
もりた鍼灸院
http://moritaacu.me/
おざわ鍼灸整骨院
http://www.oushin-egg.com/
がおすすめです。
関東圏でTP療法を学びたい方は、
臨床トリガーポイント研究会
http://homepage3.nifty.com/yoshimuraryoji/
がおすすめです。
ひとりでも多くの痛み、シビレで、
苦しんでいる方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪
BLOG 一覧
今までの BLOG の一覧です。
昨日は、黒岩先生のトリガーポイント導入セミナーでした。
初めて、黒岩先生のセミナーに参加させてもらいました。
最新のTP理論の講義を聞けたので、
大変、勉強になりました。
TPアプローチの本から、
ずいぶん進化したなぁ~と実感しました。
医療(科学)は、進歩し続けるものなので、
昔の理論とは、変わりますね。
参加して良かったです。
そういえば、ニュースで慢性痛の記事がでてました。
慢性痛 上手に付き合う 悩む人多く/原因不明の病気も
2011年2月11日 提供:毎日新聞社
◇正しい理解で緩和/国も調査開始
腰、ひざ、足などに慢性の痛みを抱える人は多い。
厚生労働省の国民生活基礎調査(04年)から推計すると、
関節症を持つ人は全国で約1560万人、腰痛症は約2400万人に上り、
介護が必要になるきっかけの上位でもある。
厚労省の検討会は昨年9月、慢性の痛みに対する医療体制の構築や
情報提供の充実などを求める報告書をまとめた。
痛みの仕組みと、痛み医療の現場を取材した。【永山悦子】
「先生、この痛みをとってください」
「その痛みを完全にとることは無理。『魔法のつえ』はないのです」
愛知医科大病院(愛知県長久手町)が
開設する「痛みセンター」でのやりとりだ。
同センターには整形外科、麻酔科、神経内科という痛み治療の専門医と、
医療スタッフが配置されている。
同センターの牛田享宏(たかひろ)教授(整形外科)は
「実は、痛みを完全に治すことは難しい。
だが、日常の生活に困らないようにすることはできる。
痛みや背景を正しく理解することが、改善の第一歩になる」と話す。
「夜、寝ることが怖かった」。約3年前から同センターに通院する
同県尾張旭市の男性(68)は、こう振り返る。腰痛のため、
8年ほど前に椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術を受けた。
だが痛みは残り、追加の手術を受けても効果がなく、
布団で上向きに寝ると激痛が走った。
主治医に相談しても改善せず、日中は痛みで頭がいっぱいだった。
同センターに転院後、自分の痛みや生活で困っていることを医師とじっくり話し、
運動機能と生活能力を改善するストレッチ運動を始めたところ、痛みが和らいだ。
「今も痛むことはあるが、喫茶店にも出かけられるようになった。
痛みと上手に付き合うことが大切と分かった」
□ □
慢性の痛みには、(1)患者が多い既知の病気による痛み
(変形性関節症、椎間板ヘルニア、関節リウマチなど)
(2)原因が解明されていない痛み(線維筋痛症、
複合性局所疼痛(とうつう)症候群、脳卒中後疼痛など)
(3)それ以外の痛み(頭痛、婦人科の病気など)――がある。
なぜ、完全に治すことが難しいのか。
老化による関節の変形や神経の障害は元通りにできない
▽痛みが起きる仕組みが完全には解明されていない――などが理由だ。
投薬や運動で改善は望めるが、必ず治るわけではない。
原因によって診療科が異なることや、
痛みを周囲に理解してもらいにくいことも、患者を苦しめる。
中でも、治療を難しくしているのが、心因的な痛みだ。
牛田教授らが、腰痛のある人とない人に、
腰痛を起こしやすい重い荷物を持ち上げる動作の映像を見せたところ、
腰痛のない人は何も感じなかったが、
ある人たちは痛みや不快感を持った。
牛田教授は「梅干しを見ただけで酸っぱさを思い出し、
唾が出るように、明確な炎症や障害がなくても
痛みを感じることがあるようだ」という。
「気のせい」と思われがちだが、このような痛みも患者にとっては深刻で、
長引きやすい。精神医学や心理学の専門家による早期の治療が効果的だが、
ほとんど実施されていない。
□ □
米国の調査では、慢性の痛みに悩む米国人患者は成人の約1割、
経済損失は年約9兆円と推定されるという。
厚労省の報告書は「慢性の痛みは患者の生活の質を著しく低下させる一方、
有効性が乏しい治療が実施されるなど、
適切な治療がされていない」と国内の現状を分析。
総合的に治療を進めるチーム医療の体制構築や、啓発の重要性を訴えた。
厚労省は来年度から慢性の痛みに関する研究班を設置するため、
1億3000万円を予算案に計上した。
慢性の痛みに苦しむ患者の人数や痛みの原因を解明する大規模調査、
手術後などにも痛みが残る患者の実態調査などが始まる。
牛田教授は「調査結果は、慢性の痛みの実態把握や、
緩和できない痛みを和らげる研究に生かしたい。
医療者自身も痛みの仕組みを正しく理解し、
患者本人に分かってもらえるようにすることが必要。
将来は、我々のような総合的なセンターが
全国に整備されることを目指したい」と話す。
この現実を変えられるのが、
トリガーポイント療法だと考えています。
2月16日発売のわかさ4月号は、
トリガーポイント療法特集だそうです!!
このようにメディアにも多く載るようになってきたので、
トリガーポイントの認知度が上がると思います。
これを読んだ患者さん達の期待に、
応えられるように、私は全力を尽くします!!
TPをうたっている治療家さん達も、
頑張りましょうね!!!
では、また♪
年齢:40代
性別:男性
職業:土木作業
主訴:右腕の痛みとシビレ
動作検査:運転中(+)荷物をもつ(+)第1~5指のシビレ(+)
力が入らない(+)仕事中(+)顔洗う動作(+)握力低下(+)
屈曲(+)伸展(-)回外(+-)回内(+-)けいれん(+)
その他:3ヶ月前から、症状がでている。
仕事がら重いものをもって作業することが多い。
病院で検査はしていないが、
他院のトリガーポイント鍼をうけたことがあるとのこと。
治療部位:棘下筋、多裂筋、上腕二頭筋、前腕伸筋群、肘筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:仕事で日曜日しか来院できないので、
1週間に一度のペースで治療しました。
1回目:シビレがなくなった。肘の奥が痛い。頚部もつらくなった。
2回目:ペ10→3。シビレは良好。肘の痛みもいい感じ。腰もつらい。
3回目:ペ10→3。シビレは良いが、仕事をすると肘の痛みがでる。
4回目:ペ10→3。仕事をすると肘が痛む。頚肩+腰は良好。
5回目:ペ10→2.8。腕の力が入りにくい。肘の痛みがしぼられている。
6回目:ペ10→1。かなり良くなった。力仕事をひかえたら良好。
良好なため一旦、終了。
治療期間:6回目までで一ヶ月と14日で完治。
コメント
完全にオーバーユースの痛みでしたので、
仕事と治療のバランスが取れれば、
もっと早く改善していたと思います。
「一回の治療でシビレが改善するなんてすごい!」
「トリガーポイント鍼療法も施術者で違いがあるとわかりました」
と患者さんがおっしゃっていました。
トリガーポイント療法も細かく言うと、
考え方に違いがあります。
当院は、認知覚(自分の悪いところはそこそこ!という感覚)を、
最重要視しています。
なぜなら認知覚がでないと、頑固な症状は改善しにくいからです。
今回の患者さんは、当院でこの認知覚がでたので、
違いがわかったそうです。
この感覚はうけていただければ100%分かります。
なかなかこの認知覚を出すのは、レベルが高い技術ですが、
トリガーポイント療法をうたっている治療院は、
認知覚をだす努力をして欲しいですね。
肉体労働の方は、筋肉にかなり負担をかけていますので、
定期的なメンテナンスをおススメします。
では、また♪
年齢:30代
性別:女性
職業:主婦
主訴:右上半身の痛みとシビレ。
動作検査:前屈(-)後屈(+)側屈(+)右上肢+第1、3指のシビレ(+)
ストレス(+)喉が渇く(+)熱っぽい(+)すぐ汗ばむ(+)
胃液がよくでてくる(+)一日中痛い(++)めまい(+)
その他:二ヶ月前から、症状がでている。
心療内科で自律神経失調症か初期のうつと診断された。
整形外科では頸椎ヘルニア+ストレートネックと診断された。
脳神経外科では異常なしとのこと。
痛み止めも服用しているが効果なし。
治療部位:後頭下筋群、起立筋、肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:自律神経失調症もあるので、
1ヶ月ぐらい治療期間が欲しい旨を伝えて、
週二回治療していきました。
1回目:ぺ10→7。朝が楽になった。シビレ軽減。右頚がつらい。
2回目:ペ10→7。体力が上がって、バランスがよくなった。
夕飯も作れるようになった。めまいは変化なし。上肢の感覚が戻ってきた。
3回目:ペ10→5。シビレ改善。視界がスッキリしてきた。
熱っぽさ(-)鈍痛がまだある。
4回目:ペ10→4。全体的にかなり良くなってきた。
一週間に一度の治療間隔に変更。
5回目:いままで良好だったが、急性胃腸炎になった為、全身しんどい。
6回目:かなり良好。首肩が張る程度と目の疲れがある程度。
自律神経症状もなし。
良好だった為、一ヶ月後に来院。
7回目:ずいぶん調子が良かったが、子供を抱っこしたら辛くなったとのこと。
現在も二週に一度のペースで予防治療中。
治療期間:6回目までで二週間と2日です。
コメント
「こんなに早く良くなるなんて信じられない」と
患者さんがおっしゃっていました。
今の医療は、筋肉の重要性がかなり欠如しています。
手術する前や薬を飲む前に、
筋肉を治療するとかなり改善する例も多々ありますので、
もう少し筋肉に目を向けてもいいと思います。
今回のケースもヘルニアがあったが、
手術はしないで様子みるとの診断でした。
二ヶ月様子をみて、症状の改善がないのですから、
ドクターが別の選択肢を選んで治療してくれればいいのですが・・・。
現実は、患者さん自身がいろいろ調べて、
新しい選択肢を選んで治療されています。
そんな現実があり慢性疼痛患者さんが
1700万人以上いるのです。
痛み、シビレには、トリガーポイント療法はかなり有効です。
治療効果100%ではありませんが、
試してみる価値は100%あります。
手術する前に、あきらめる前に、
是非ともトリガーポイント療法を
選んでいただきたいと強く思います。
一人でも多くの痛み、シビレに、
苦しんでいる方達のお役に立つことが私の使命です。
では、また♪
年齢:30代
性別:男性
職業:営業
主訴:腰痛と右肩背部の痛み
動作検査:右側屈(+)左回旋(+)前屈(+-)後屈(+)
立位(+)座位(+-)C2(PI)LPSIS(PI)
その他:肩はテニスをやってから痛みだした。
腰は数ヶ月前から痛くて慢性化している。
治療は初めてうけるとのこと。
治療部位:多裂筋、起立筋、肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:仕事が忙しい為、週末しか来れないので
一週間に一度のペースで治療しました。
1回目:ぺ10→5。楽になってきた。リバウンドなし。
上肢の鈍痛がでてきた。
2回目:ペ10→4。肩(上肢)と背部は良好だが、腰がつらい。
起床(+)前屈(+)
3回目:ペ10→1。良好。痛みはなくなった。
4回目:ペ10→0。痛みはなし。仕事をして週末になると張ってくるのみ。
5回目:良好。日常生活問題なし。寝すぎたときだけ気になる程度。
その後は、1~2週間に一度のペースで
現在も予防治療中。
治療期間:5回目まで一ヶ月と15日で完治。
コメント
仕事が忙しかったにしては、順調に結果が
でたのでよかったです。
年齢が若ければ若いほど、回復も早いですね。
痛み、シビレも早く対処することが大切です。
違和感やダルさがでているかたは、
要注意です。
では、また♪
年齢:50代
性別:男性
職業:歯科技工士
主訴:右肩甲骨内側痛
動作検査:右側屈(+)自発痛(-)右回旋(+)前屈(-)後屈(-)
肩関節動作(-)シビレ(-)挙上(+)
その他:ゴルフをよくやっているので、
その疲れで痛めたのかもとのこと。
3日前からかなり痛いとのこと。
治療部位:肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:通院するには遠いいが、
三回まで間をつめて通ってほしいと伝えました。
1回目:ぺ10→7。リバウンドなし。改善あり。
2回目:ペ10→0。痛みなし。違和感が残る程度。
3回目:肩甲骨は良好。太ももの裏の張り感とダルさが気になりだした。
痛みがないので一旦、休憩するとのこと。
一ヶ月後、再度来院。
4回目:一ヶ月経つがかなり良い。ゴルフをすると下肢がダルイ程度。
5回目:全体的に良好な為、終了。
治療期間:3回目までで一週間。
5回目までで1ヶ月と13日で完治。
コメント
今回のケースは、オーバーユースからくる痛みでした。
痛めてから早めに来院していただいたのでいい結果がでました。
痛みは、冷え、オーバーユース、ストレス、運動不足、長時間の同姿勢などで、
悪化しますので、注意が必要です。
今の時期は寒いので、
ホッカイロを貼ると痛みの予防になるのでオススメです。
では、また♪
当院の症例を報告します。
年齢:40代
性別:男性
職業:教員
主訴:右TFCC損傷
動作検査:尺屈(-)自発痛(-)背屈(+)回内(-)回外(+-)
橈屈(-)掌屈+尺屈(+)テニススライス動作(+)
その他:テニスをやっていて痛めたのか、
他院にて鍼治療をうけて痛めたのか、原因はよくわからないとのこと。
当院に来るまでに、スポーツ整形外科2軒、鍼灸院1軒で治療をしてきたが、
まったく改善がなかったとのこと。
TP鍼治療でなんとかならないかと来院。
来院時は、腱鞘炎かTFCC損傷か診断がつかなかったが、
後日MRI検査で橈尺靭帯損傷(TFCC損傷)と診断がついた。
治療部位:尺側手根屈筋+腱、深指屈筋、前腕屈筋群、橈尺靭帯など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:3回ほど治療して変化があれば適応の可能性と説明して、
治療をうけてもらいました。
過去のTFCC損傷の症例もお伝えし、
TP鍼治療に賭けてみることになりました。
1回目:特に変化なし。
2回目:痛みの場所が変わった。治療後4日は軽減していた。
3回目:ペ10→9。痛みの強さは変化なし。
4回目:手首のひねりの動作も変わらず。
いまいち改善がないが、
患者さん本人が治療を希望した為継続することに。
5回目:橈尺靭帯を中心に治療したが、変化なし。
6回目:特に変化なし。
残念ながらこれ以上治療を継続しても
難しい為、中止。
治療期間:1ヶ月と5日。
コメント
私は、TFCC損傷は難治性疾患だと考えています。
正直、時間とコストがかなりかかるので、
難しいかもしれないですが、数か月治療を継続してみて、
どこまで改善するかを判断するしかないと思います。
今回の方も、東京都板橋区から来院していただいてたので、
あれ以上、継続するのは困難でした。
患者さんも「もっと近くだったら継続して治療をうけたかった」
とおっしゃっていました。
TFCC損傷の方は、近くでいい鍼灸師を見つけて、
数か月治療をしていくのが最善と思います。
あきらめなければ、改善する可能性もあるので、
希望は捨てないで欲しいと思います。
TFCC損傷でお困りの方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪
今日は、専門学校の友人であり、
TP仲間のT先生が見学に来ました。
T先生は、今年中に開業するとのことで、
只今いろいろと準備をしているそうです。
彼とは同期であり、10年近い付き合いがあるので、
言いたいことはなんでもいえます。
以前、食事をしたときにいろいろと熱く語ったので、
開業にやっと本気になってくれたみたいです(笑)
才能がある人がくすぶっている姿は
腹が立ちますからね(笑)
これからも、お互い切磋琢磨していきたいです。
今日は、二時間で四名ほどの治療の現場をみていただきました。
まぁ、細かい事は言わなくてもわかっていると思いますので、
淡々と私は治療をしていました。
開業後のイメージが湧いてきたと言ってたので、
少しは、T先生のお役に立てたかなと思います。
ひとりでも多くの患者様のお役に立つには、
ひとりでは限界があります。
私はひとりで診れる限界で、満足はできませんので、
ひとりでも多くの治療家を育て、仲間を作らないと、
使命を果たせません。
その為には、私の経験、知識、情報を仲間と共有し、
患者様へ情報を発信する必要があります。
そして、TP専門の治療院を建設して、環境も整える必要があります。
私にとって今年から、本格的に夢が形になる年です!
気合いが入ります!!
師匠、MTPのスタッフメンバー、
これからも一緒に頑張っていきましょう!!!
よろしくお願いします!
では、また♪
ほねつぎ大学
http://www.hone-u.com/
なんと、来年黒岩共一先生の、
セミナーが東京であります。
なかなか、黒岩先生が東京に来ることは、
少ないので是非参加しようと思います。
来年が楽しみです♪
興味がある先生達はHPを見てください。
では、また♪
今日は、右第1~4指の痛み&シビレと巧緻障害の症例を。
年齢:70代
性別:女性
職業:主婦
主訴:右第1~4指の痛み&シビレと巧緻障害
動作検査:手指の伸展(+)洗濯バサミをつかむ動作(+)服を脱ぐ動作(+)
お箸をもつ動作(+)グー(-)パー(+)指の内転(+)指の外転(-)
力が入らない(+)筋委縮(-)感覚鈍麻(-)ボタンつける動作(+)
その他:半年前に整形外科にて、第4指の痛みで受診。
注射で治ると言われ、注射をしたら症状が悪化。
それから指全体まで痛くなり、シビレもでてきて、ずっと治らないので、
当院でなんとかならないかと来院。
医者に不信感があり、検査、薬、注射を拒否しているそうです。
治療部位:総指伸筋、長短橈側手根伸筋、浅指屈筋、掌側骨間筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:3回ほど治療してまったく変化がない場合は、
脳外科にてMRIを取る旨を伝え、一日置きに治療しました。
1回目:痛み軽減。伸展も改善。力も入るようになった。
2回目:痛み&シビレほぼなし。指の内転可動域アップ。
パー(-)巧緻障害(+)
3回目:痛みなし。違和感はある。お箸が使えるようになった。
ボタン(+-)服を脱ぐ(-)
4回目:違和感がある。かなり改善してきたとのこと。
最近、お腹の調子が悪いとのこと。
5回目:胃腸の調子が悪いとのことで、
鍼治療を休憩して病院での検査をススメた。
※後日TELにて確認。
痛み、シビレはないが、指の動きはまだ調子悪いとのこと。
結局、胃腸の検査もまだ行っていないとのことでした。
ですが、「また治療に行きます」
「鍼治療のおかげで楽になりましたから」
とおっしゃっていただけました。
治療期間:二週間で上記まで改善しました。
コメント
今回は、5回目まででかなり改善ができましたが、
もう少し治療をすればもっと改善すると思われた症例でした。
巧緻障害は、脳や脊髄の病気からくる場合もあるので、
鍼が適応か不適応かを見極めて治療することが大切です。
難治性の疾患でも、日常生活が少しでも良くなるのであれば、
鍼治療する価値はあると思います。
患者さんのペースでいいので、
続けていただけると嬉しいですね。
では、また♪