実は、最近のマイブームの筋肉です(笑)
どこの筋肉かと言いますと、
下記の図の濃い赤色の部分です。
慢性的な頚肩コリの方で、
肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋、頭半棘筋、乳突筋などを治療して緩めても、
なかなかスッキリしない場合は、この筋肉が原因のことが多いです。
特に数年来の頑固な肩コリ、首こりは、この筋肉を治療すると効果的です。
なおかつ下記の症状がでている場合は、かなりこの筋肉が怪しいです。
「首の横がつらい」
「耳の奥が痛い」
「下顎周りが腫れている」
「扁桃腺が腫れている感じがする」
「歯が痛い」
※検査で異常がないことが前提のお話しです。
本日、来院のOさんも、
なかなか変化がでなくなってきたので、
この頭最長筋を疑い、
前回からがっつり治療したら、
劇的に変化しました!
触ると乳様突起から背部まで、
一本スーッと硬いスジがあります。
そこが、触って気になったら治療してみるべきですよ。
かなり効果的だと思います。
治療家のみなさん、お試しあれ。
では、また♪
BLOG 一覧
今日は、腰痛とめまいの症例を。
年齢:50代
性別:女性
職業:主婦
主訴:腰痛(左>右)とめまい
動作検査:前屈(++)椅子(+)後屈(+)後屈+回旋(+)
靴下履く動作(+)運転中(+)ストレス(++)
その他:おばあちゃんの24時間介護のため、
心身ともにストレスがある。
めまいは3年前から精神的につらくなるとでる。
めまいの薬も服用中。
治療部位:多裂筋、起立筋群、大殿筋、肩甲挙筋、板状筋、後頭下筋群など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:以前も4回ほどで腰痛が完治しているので、
4回ぐらい間をつめて治療しましょうと伝えました。
1回目:ペ10→5。良くなっている。
2回目:ペ10→2.5。もう少し。違和感が残っている。
3回目:ペ10→2。めまいは昨日の夜まで良好。腰もあと少し。
4回目:ペ10→1。めまいは良好。今朝、寝違えたとのこと。
右回旋(+)後屈(+)
5回目:ペ10→5。寝違いは完治。腰が悪化してきた。
6回目:ペ10→3.5。今回はなかなかよくならないとのこと。介護(++)
10回目:良くなっているが、腰がまだすっきりしない・・・。
めまいの薬は朝だけにしたとのこと。
15回目:楽な日が長くなってきたが、今までの痛みと違う痛みがでてきた。
16回目:下半身がつらい。棘上&棘間靭帯も刺針。生活改善指導。
めまいの薬はほとんど飲んでいない。
20回目:やっといい感じになってきた。ストレスがひとつ解消したとのこと。
21回目:腰が楽になったら、めまいが強くなった・・・。
めまい専門外来で診察を勧めた。
25回目:めまいの検査異常なし。首の筋肉を治療すると楽になる。
ストレスがかかると悪化するとのこと。
腰、めまいもほとんど気にならなくなった。
現在は2週間に一度のペースで予防治療中です。
治療期間:今回(25回目まで)は、半年かかりました。
コメント
日常生活で強いストレスがあると、
完治するまでに時間がかかることが多いです。
今回は介護の影響が、かなりあった例です。
痛みを早く改善するには、治療だけではなく、
日常生活にも気をつけないといけません。
なかなか忙しい現実があるので、難しいかもしれませんが、
日常生活や自分の考え方を見直すことも大切です。
トリガーポイント鍼治療は、
やればやっただけ改善があると考えていますので、
あきらめないで続けることも大事だと私は思います。
数年経っためまいや腰痛で、
お困りの方のお役に立てれば幸いです。
では、また♪
今日は、手首の痛みの症例を。
年齢:30代
性別:女性
職業:主婦
主訴:左手首の痛み
動作検査:手をつく(++)包丁動作(+)ぞうきん(-)回内(-)
回外(-)背屈(+)橈屈(+)尺屈(-)ひっかかり(+)
その他:17年前に交通事故で痛めたとのこと。
それから2~3年おきに痛む。
今回は、二週間前から痛い。
治療部位:長短橈側手根伸筋、総指伸筋+腱、腕橈骨筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:激痛ではないので、
一週間に一度の治療で、三回ぐらい治療しましょうと伝えました。
1回目:ペ10→5。ひっかかりがなくなった。橈屈(+-)背屈(+-)
2回目:ペ10→3。手をつく動作が残る。橈屈(-)違和感がまだある。
3回目:まずまず良好なので、終了。
後日TELあり。あれから良くなったとご連絡をもらいました。
その後、旦那さんを紹介していただきました。
治療期間:三週間で完治。
コメント
手首周囲の痛みは、痛い場所を直接治療すれば、
改善することが多いです。
ただ、しっかりと責任TPに当てないと改善しませんが・・・。
軽い痛みのうちに治療すれば、早く完治しますので、
少しでも気になる症状がある方は、ひどくなるまえに
治療をうけてくださいね。
では、また♪
当院の症例を報告します。
今回の症例は結論から言いますと、
不適応でした。
当院の症例が、TFCC損傷でお困りの方達の
お役に立てるかもと思い記載いたしますので、
参考にしていただければ幸いです。
年齢:40代
性別:男性
職業:経営者
主訴:左TFCC損傷
動作検査:尺屈(+)圧痛(+)背屈(+)回内(-)小指球(+)
回外(-)対立(+-)手をつく動作(+)仕事中(+)
その他:ゴルフのやりすぎで負傷。
7ヶ月前に整形外科にて、
MRI、レントゲンを何枚も撮り、TFCC損傷との診断。
当院に来るまでに、整形外科3軒、整体1軒で、治療をしてきたが、
まったく改善がなかったとのこと。
TP鍼治療でなんとかならないかと来院。
治療部位:尺側手根屈筋+腱、前腕屈筋群、小指球など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:通えるならば、週二回で長くて三ヶ月ぐらい治療期間が、
欲しい旨を伝えました。ただ、その前にまったく変化がないなら、
中止しましょうと話した上、治療しました。
1回目:ペ10→7。改善があって驚いている。小指球(+-)
2回目:ペ10→5。明らかに変化あり!痛みが移動した。
手をつく(-)仕事中(-)今までで初めて改善があった。
2日後にどうしてもやらなければならない、
ゴルフのコンペがあるとのこと。
テーピング&サポーターで補助しながら、
ゴルフをやることに・・・。
3回目:ペ10→10。昨日のゴルフで悪化。4ホール目で痛みの為、中止。
自発痛(++)日常生活(+-)ゴルフ(++)
諸事情で、次回は11日後の来院になった。
4回目:ペ10→10。前回から振り出しに戻った・・・。
尺屈(+)尺屈+回内(++)前回、治療後まったく改善なし。
5回目:数日後、TELあり。
鍼をしてもまったく改善がなかったので、
手の専門の整形外科にて、もう一度診察してもらったとのこと。
また、レントゲン&MRIを取った。
診断は、手根骨の一部が骨折しているとのことでした。
骨折しているので、後日手術する方向になったとのこと。
その為、鍼治療しても厳しいので、中止になりました。
コメント
今回もゴルフのやり過ぎで、
TFCC損傷してしまったケースでした。
この症例では、正直鍼治療で改善する可能性が
高いと思っていたのですが、結果がこうなり残念でした。
治療途中にゴルフをやらなければ、骨折していなかったのでは?
と後悔が残る症例でした。
なかなかTFCC損傷の症例が、
ネットではでていないと思いますので、
こんな症例でもお役に立てるならと思い、
報告させていただきました。
TFCC損傷でお困りの方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪
年齢:60代
性別:男性
職業:管理職
主訴:頚肩、腰、両下腿の疲労
動作検査:疲労感(+)シビレ(-)
頭痛(-)痛み(-)
その他:ゴルフを週3~5回やっているとのこと。
特に痛みはなく、ゴルフのやり過ぎで、疲労がでている。
治療部位:三角筋、棘下筋、肩甲挙筋、頭板状筋、起立筋、腓腹筋など
治療方法:トリガーポイント整体療法
治療結果:鍼は怖いとのことでしたので、
整体で治療しました。数回治療を受けてくださいと伝えました。
1回目:治療の翌日から楽になった。
2回目:無事ゴルフもできた。
3回目:肩と腰がまだ気になる程度。
4回目:良好。気になるところもなし。
5回目:良好なため、一旦終了。
現在は、月に2~3回メンテナンスしに来院されています。
コメント
ゴルフのやり過ぎで、
筋肉がすごく硬くなっていましたので、
全身の筋肉をほぐしました。
治療をうけてから、
翌日にゴルフのコンペがあったそうです。
なんと初めてホールインワンを決めたそうです。
患者さんから
「いつもより腰の動きがよかったからできたんだ。
50年近くゴルフをやっていて初めてだ。
先生のおかげだよ。ありがとう!」
とおっしゃっていただけました!
そして、ホールインワンのお祝いもいただきました(笑)
特にスポーツやっている方は、
痛みがなくても、筋肉をほぐせば、
パフォーマンスが上がります。
ですので、定期的なメンテナンスを
オススメします。
では、また♪
年齢:40代
性別:女性
職業:デスクワーク
主訴:頚肩痛と左上肢のシビレ
動作検査:前屈(+)回旋(+)頚肩痛右>左(+)
後屈(+-)外転(+)側屈(+)自発痛(+)
同姿勢(+)起床時(+)ストレス(+)
自律神経症状(+)
その他:整形にてレントゲン検査、C5,6のヘルニアとの診断。
診断後、整形外科、整骨院にて治療するも改善なし。
小学生の頃に鍼治療をして、吐き気、めまいがひどくなった経験がある、
そのため鍼治療にトラウマがあるとのこと。
薬も四種類服用中。
治療部位:棘下筋、肩甲挙筋、頭板状筋、僧帽筋、菱形筋、起立筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:鍼のトラウマがあるため、
細い鍼を使い、軽めに治療しました。
自律神経症状がでているため、
治療計画では二ヶ月を目安に治療しましょうと伝えました。
1回目:ペインスケール10→10。治療後は楽になったが、すぐ戻った。
シビレはかなり改善した。治療当日と翌日に熱がでた。
2回目:ペ10→6(痛み)4(シビレ)全体的に良くなっている。
また治療後、熱がでた。
3回目:ペ10→8(痛み)と4(シビレ)痛みが戻ってきてしまった。
シビレはいい感じ。本人の希望で鍼を太くした。
4回目:ペ10→10(痛み)前回鍼を太くしたため悪化。リバウンドがでた。
その代わりシビレは良好。細い鍼に戻す。
5回目:ペ10→3。かなり改善してきた。熱もでなくなってきた。
治療後のだるさはまだでる。
忙しいため、約二週間空いた。
6回目:右の痛みは良好。左に移動した。シビレはずっと良好。
7回目:ペ10→0.5。かなりよくなってきた!凝り感のみ残る程度。
現在もまだ治療継続中です。
上記治療回数までの期間は、1ヶ月と12日です。
計画通り二ヶ月ぐらいで卒業できると思います。
コメント
鍼のトラウマがあったので、鍼をするか悩みましたが、
改善させるには鍼しか選択肢がなかったので、
説明して治療させていただきました。
鍼治療の相性は、治療者の人間性と技術に
かなり影響されると思います。
たとえ過去にトラウマがあっても、鍼に慣れてしまえば、
必ずいい結果がでます。
鍼治療でいい思い出がない方でも、
是非、当院で一度治療をうけてみてください。
きっと鍼治療の印象が変わりますよ。
では、また♪
年齢:20代
性別:女性
職業:デスクワーク
主訴:左背中と腰の痛み
動作検査:呼吸(+)前屈(++)右回旋(++)
後屈(-)外転(+)側屈(+)自発痛(+)同姿勢(+)
その他:2日前に変な姿勢で仕事をしてから、
激痛が発症したとのこと。
鍼治療は初めて。
治療部位:多裂筋、腸肋筋、僧帽筋、菱形筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:十全堂の時からの患者さんで、
遠いため、これる範囲で2~3回来院をお願いしました。
1回目:10→2。劇的に改善。コリ感のみになった。
動作痛(-)呼吸(-)
2回目:コリ感のみのため、整体治療で。
良好の為、一旦終了。
※その後TELにて様子を確認。
「順調です!今度知人を連れて、また来院します!」と
おっしゃっていただきました。
治療期間:5日で完治しました。
コメント
今回は、痛めてすぐに来院していただいたので、
早くいい結果がでました。
これから寒くなり、ぎっくり腰や寝違いをする方が、
多くなってきますので、もし痛めた場合は、
早めに治療することをおススメします。
Oさん遠いところから、来院ありがとうございました。
では、また♪
年齢:60代
性別:女性
職業:デスクワーク
主訴:頚肩背部の痛み
動作検査:呼吸(+)左回旋(+-)ストレス(+)
頭痛(+)外転(+)凝り感(+)
その他:クレームをうける仕事をしているので、
ストレスがかなりある。肩も動かしづらい。
数年前から肩こりはあるので、
マッサージをよくうけているとのこと。
治療部位:肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋、板状筋、多裂筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:3~4回治療をうけてくださいと伝えました。
1回目:ペ10→7。少し楽になった。呼吸(+)
2回目:ペ10→5。だいぶ改善。呼吸(-)頭痛(-)
忙しいため一週間空いた。
3回目:日が空いたがかなり良好。一旦終了。
※三ヵ月後に再来院。
あれからかなり順調だったが、
少し凝ってきたとのこと。
二回鍼治療して、また終了になりました。
患者さんから、
「鍼がこんなに効果があるなら、早くやればよかったわ」
「こんなに長い間楽になったのは初めてだったわ」
「鍼って痛いと思っていたけど、全然痛くないのね」
「なにかあったら、また鍼をお願いするわ」とおっしゃっていただきました。
治療期間:11日で完治しました。
コメント
慢性的な首凝り、肩こりは当院の得意分野です。
数年間凝っていたとしても、鍼治療をすればかなりいい結果がでます。
数年前からの症状だからといってあきらめないで、
是非一度ご相談ください。
きっとお役にたてると思いますよ。
では、また♪
昨日、お昼のテレビ番組でトリガーポイントが紹介されました。
今日、患者さんに教えていただきました(笑)
ワイドスクランブル
http://www.tv-asahi.co.jp/onair/info.php?b=scramble&id=3278
私はみていないので、
患者さんのお話によると
けっこう長めに放送されていたそうです。
「なかなかトリガーポイントの意味がわからないが、
テレビをみるとわかりやすいね」と患者さんがおっしゃっていました。
痛み、シビレにはトリガーポイント治療が有効だと思いますので、
ぜひともお困りの方は、当院へご相談ください。
では、また♪
神経因性疼痛とは、原因が神経系にある痛みのこと。
神経自体がなんらかの原因で損傷した時に起こります。
たとえば、交通事故や転倒後や手術後に、
痛み&シビレが永く続く場合は要注意です。
この疼痛の場合、末梢神経障害と中枢神経障害の二種類に分けられます
具体的には、末梢性は、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、
糖尿病性神経障害性疼痛、手根管症候群、腕神経叢損傷、幻肢痛、
複合性局所疼痛症候群タイプⅡなどです。
中枢性は、脊髄損傷、脳卒中などです。
この神経因性疼痛は、鍼治療がなかなか効きづらい疼痛になります。
特に灼熱感がある場合は、かなり厳しいと思います・・・。
トリガーポイント療法が効果的なのは、
筋肉(TP)が原因で、痛みやシビレがおきていることが、
前提になります。
ですので、神経因性疼痛の場合ですと、
残念ながら鍼治療をしてもまったく変化がない場合が多いのと、
改善するまでにかなり時間(数か月)がかかります。
私の経験ですが、過去に二例ほど殿部の痛みが
なかなか改善しなかった症例があります。
結果的に一例は三ヶ月したら完治しましたが、
もう一例は通院されなかったので、その後はわかりませんでしたが・・・。
損傷の程度によって改善するまでに、
三ヶ月から数年かかる場合があります。
なにもしないよりは、鍼治療を続けた方がいいと
私は思いますが、時間とコストがかかりますので、
お悩みの方は治療者とよく相談してみてください。
神経因性疼痛を知っていただき、
痛みの知識にお役立ていただけると幸いです。
では、また♪