TFCC損傷3 - 臨床症例














TFCC損傷でお困りの方が多いため、
当院の症例を報告します。
年齢:40代
性別:男性
職業:教員
主訴:右TFCC損傷
動作検査:尺屈(-)自発痛(-)背屈(+)回内(-)回外(+-)
橈屈(-)掌屈+尺屈(+)テニススライス動作(+)
       
その他:テニスをやっていて痛めたのか、
他院にて鍼治療をうけて痛めたのか、原因はよくわからないとのこと。
当院に来るまでに、スポーツ整形外科2軒、鍼灸院1軒で治療をしてきたが、
まったく改善がなかったとのこと。
TP鍼治療でなんとかならないかと来院。
来院時は、腱鞘炎かTFCC損傷か診断がつかなかったが、
後日MRI検査で橈尺靭帯損傷(TFCC損傷)と診断がついた。
治療部位:尺側手根屈筋+腱、深指屈筋、前腕屈筋群、橈尺靭帯など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:3回ほど治療して変化があれば適応の可能性と説明して、
治療をうけてもらいました。
過去のTFCC損傷の症例もお伝えし、
TP鍼治療に賭けてみることになりました。
1回目:特に変化なし。
2回目:痛みの場所が変わった。治療後4日は軽減していた。
3回目:ペ10→9。痛みの強さは変化なし。
4回目:手首のひねりの動作も変わらず。
いまいち改善がないが、
患者さん本人が治療を希望した為継続することに。
5回目:橈尺靭帯を中心に治療したが、変化なし。
6回目:特に変化なし。
残念ながらこれ以上治療を継続しても
難しい為、中止。
治療期間:1ヶ月と5日。
コメント
私は、TFCC損傷は難治性疾患だと考えています。
正直、時間とコストがかなりかかるので、
難しいかもしれないですが、数か月治療を継続してみて、
どこまで改善するかを判断するしかないと思います。
今回の方も、東京都板橋区から来院していただいてたので、
あれ以上、継続するのは困難でした。
患者さんも「もっと近くだったら継続して治療をうけたかった」
とおっしゃっていました。
TFCC損傷の方は、近くでいい鍼灸師を見つけて、
数か月治療をしていくのが最善と思います。
あきらめなければ、改善する可能性もあるので、
希望は捨てないで欲しいと思います。
TFCC損傷でお困りの方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪  

 
 
 
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