本日は、左膝痛+頚肩腰のコリの症例を書きます。
 年齢:40代
 性別:女性
 職業:デスクワーク
 主訴:左膝痛+頚肩腰のコリ
 動作検査:あぐら(+)屈曲時可動制限(+)伸展(+)鈍痛(+)
 動作開始時(+)内旋(-)外旋(-)後屈(+)むくみ(+)
 ストレス(+)疲れ(+)階段(-)夕方(+)
 その他:左膝は8年前に骨折した。
 骨折はオペをせず自然治癒で経過観察していた、
 その後仮骨ができてしまい、そこが当たって痛いとのこと。
 膝の痛みはそれが原因だろうと整形外科医に言われている。
 前十字靱帯、後十字靱帯も損傷している。ヘルニアもL4にある。
 8年前から膝が痛むので、過去にマッサージ、整骨院、
 整体、鍼灸を沢山うけてきたが、それほど改善はなかった。
 肩コリ腰痛は慢性化している。
 今回は、二週間前から膝が悪化したため当院へ来院。
 治療部位:僧帽筋、肩甲挙筋、起立筋群、多裂筋、膝蓋靱帯、大腿四頭筋など
 治療方法:トリガーポイント鍼療法
 治療結果:3~4回までは週二回通院してくださいと伝えました。
 1回目:ペ10→5。むくみ改善、伸展動作アップ、痛みも軽減した。
 2回目:ペ10→3。上半身のコリはかなり改善。あぐらはまだ残る。
 3回目:ペ10→2。コリは良好。膝はふとした動作でまだ残る。あぐら(-)
 膝の可動域もアップ。
 比較的良好なので、10日空けてみる。
 4回目:ペ10→2。良好。腰は問題なし。肩コリと太ももの後ろが気になる。
 膝も痛む回数がかなり減った。
 二週間空けてみる。
 5回目:空いたわりには良好。膝の痛みもかなり良い。
 日常生活はほとんど気にならないので一旦終了。
 治療期間:3回目までで、7日間です。
       
              
 コメント
 患者さん曰く、
 「仮骨が痛みの原因だから、もう治らないと思っていた」
 「整骨院に通うよりTP鍼治療を
 受けた方が断然効果が高いし、治りも早いね」
 とおっしゃっていました。
 今回のケースでも考えていただきたいのが、
 「今までの痛みは、本当に仮骨が原因なのか?」
 というところです。
 本当に仮骨が痛みの原因なら、仮骨を取り除かないと
 痛みは改善しないはずです。
 でも、TP鍼治療したらかなり改善しました。
 TP鍼治療で仮骨がなくなったとは思えませんし、
 仮骨が減ったとも思えません。
 過去に仮骨が原因だからもう治らないと、
 言われた患者さんを治療しましたが、
 その方もTP鍼治療でかなり改善しました。
 今回のケースも結論は、
 筋肉と靭帯に痛みの原因がありました。
 現実は、このような方が本当に多いです。
 この現実を少しでも変える為、
 TP治療家を育成し、TP鍼療法を患者様に
 知っていただきたいと考えています。
 長い間痛みとシビレでお困りの方は、
 是非一度、当院へご相談ください。
 では、また♪








