知人患者のYさんは、以前わき腹と肋骨(前部)が痛いとおっしゃっていました。
背部を数回治療した後よくなるが、すぐ戻るとの事で、不安になり病院にて検査をすることにしました。
胃カメラ、MRI、CT、エコー検査、血液検査すべて異常なし。
この結果を聞いて、改めて背部の多裂筋というところを治療しました。
かなり集中的に多裂筋(背部)のトリガーポイントを狙ってみたところ、
本人曰く「わき腹と肋骨にかなり響く、そこが悪いところな気がするね」との事。
ちなみに痛い場所はいっさい治療していません。
結果、2~3日のリバウンド(鍼の副作用)がでたものの、わき腹と肋骨の症状は消えました。
その後一ヶ月以上、良好だったとの事。
上記の症例のように、痛いところに原因があるのではなく、違うところに原因があることがよくおこります。
この現象は、多裂筋からの関連痛で、わき腹と肋骨が痛かったのです。
病院で検査しても異常がなく、治療しているのに、長い間治らないような方は、関連痛を疑ってみるとよくなるかもしれませんね。
ては、また♪