睡眠学基礎編:人はなぜ眠くなるのか? - BLOG

こんにちは、熟睡コーチの吉村亮次です。

睡眠がどれだけ健康に必要で大切かを知ってもらうために、
基礎睡眠学を簡単にわかりやすくお伝えしていきます。

睡眠学基礎編:人はなぜ眠くなるのか?

人が眠くなるのには以下の4つの理由があります。

①体内時計作用:時計遺伝子により夜になると眠くなる
②睡眠物質作用:朝光を浴びてから14~16時後にメラトニンが分泌され眠くなる
③体温低下作用:副交感神経による深部体温が下がることで眠くなる
④恒常性維持機構作用:脳が疲れて眠くなる
4つの根拠の説明をしていきます。

1:体内時計とは、人が生まれつきそなえている時間測定機構といわれ、
時計遺伝子の作用で生理機能のリズムが整えられています。
特徴は以下のとおりです。
● 昼(活動)と夜(休息)の約24時間の生体リズムがある
● 時計遺伝子は脳、各臓器すべてにある
● 人により朝型、夜型、中間型タイプがある(個人差が大きい)
● 年代により違いがある(10代以降は夜型、40代以降は朝型傾向)
● クロノタイプ(300程の遺伝子)で決まるので努力で変えるのは難しい

2:睡眠物質とは、メラトニンのこと。
メラトニンは、脳の松果体からでるホルモンで、明暗に依存し分泌される。
寝る前に明るい光を浴びると分泌が抑制され寝つきが悪くなる。
材料となる必須アミノ酸であるトリプトファンが
脳でセロトニンに合成され、暗くなるとメラトニンに変わる。

3:深部体温とは、 脳や臓器など体の内部の温度のこと。
自律神経のうちの副交感神経が優位(休息モード)になり、
脳や臓器の体温が低下することで眠くなる。

4:恒常性維持機構(ホメオスタシス)とは、
常に一定を保とうとする生理機能のこと。
脳が活動しすぎて疲労が溜まり脳を休ませるために眠くなる。

眠くなる理由は脳が疲れるだけではなく、
さまざまな要因があることが伝わりますでしょうか??
日常生活に置き換えると
いつも同じ時間帯に眠くなるのは体内時計効果、
夜、暗くなると眠くなるのは体内時計効果と睡眠物質効果、
Hした後に眠くなるのは体温低下効果、
寝落ちしてしまうのは恒常性維持機構効果となります。

まとめ
・人が眠くなるのは医学的理由が4つあること
・人は体内時計のリズムが大切なので生活習慣を整えること

睡眠学基礎編の記事が
あなたのお役に立てれば幸いです。
参考文献
超・熟睡習慣プログラムテキスト 著者吉村亮次
睡眠検定ハンドブック 編著者宮崎総一郎
睡眠と健康 三訂版 編著者宮崎総一郎

睡眠時間を伸ばさずにぐっすり眠る方法を知りたい方はこちら
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