皮膚筋炎 - BLOG








多発性筋炎・皮膚筋炎とは


多発性筋炎は筋肉の障害(炎症・変性)により、力が入らなくなったり、
疲れやすくなったり、
筋肉が痛くなったりすることを基本的な症状とする病気です。
また、特徴的な皮膚症状(ゴットロン徴候と呼ばれる手背側の手・指の
関節表面の皮が剥けた紫紅色の皮疹やヘリオトロープ疹と呼ばれる眼瞼部の
腫れぼったい紫紅色の皮疹など)を伴う場合には、
皮膚筋炎と呼ばれます。本症が気づかれたのは、
1863年Wagner がそれまで両上肢の骨膜炎と診断されていた
女性の患者さんを検討して、
「風邪、梅毒、外傷、などの原因を持たない炎症性筋疾患」
であることを見い出したのが
最初です。また、Umverrichtは、
本症に特徴的な発疹を伴うことが多いことに気づき、
皮膚筋炎という病名を提唱しました。
しかし、この皮膚症状の有無により筋病変の特徴に大きな違いがないため、
多発性筋炎・皮膚筋炎の名称で同一疾患として扱われています。
その後、本症は
強皮症(全身性硬化症)全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、
シェーグレン症候群など他の膠原病{体のいたるところの結合組織(いろいろな組織を
結び付けているもの)や血管に炎症・変性を起こし、
いろいろな臓器に障害をきたす病気の総称}を合併したり、
血管の炎症が小児例に見られたり、悪性腫瘍合併例が成人例に
見い出されたり、必ずしもその病像(症状、検査所見など)が一定でないことが
明らかになってきました。


多発性筋炎は当初、筋肉(骨格筋)だけが障害される疾患と考えられていましたが、
肺、心臓、関節、消化管、などの他の臓器障害も合併することがあり、
膠原病や自己免疫疾患{自分の身体に対する抗体などを持ち、
免疫のアンバランスがその病因と考えられる疾患}の一つに分類されています。







この病気の原因はわかっているのですか


世界中で数多くの研究が行われていますが、残念ながら、
現在のところ未だその原因はわかっていません。
免疫の異常(自己免疫異常=自分の身体を細菌やウイルスなどから
守る免疫のバランスがくずれて、健康人では認められない、
自分の身体に対する抗体などを持つ異常)、
ウイルスなどの感染、悪性腫瘍、
薬剤の影響、遺伝的要因などが考えられていますが、
いまだに確定されていません。
しかし、これらの要因の組み合わせにより、
免疫異常が引き起こされ、
筋炎が発症するという考え方が有力です。その中で、
(1)他の自己免疫疾患と合併すること、
(2)自己抗体{自分の身体に対する抗体}などを持つこと、
(3) 筋肉組織に免疫細胞であるリンパ球などの浸潤が認められること、
(4)自己免疫異常を抑制する薬(副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬)で
病状が改善することなどから、多発性筋炎・皮膚筋炎は、
自己免疫疾患{自分の身体に対する抗体などを持ち、
本来細菌やウイルスなどの外敵から自分の身を守るための免疫機構のバランスが
崩れたため発症する疾患の総称}の一つと考えられてきました。しかし、
ターゲットとなる病気の原因物質は見つけられていません。
最近、免疫異常を起こす引き金として、ウイルス感染が注目されていますが、
多発性筋炎の原因ウイルスは今のところ同定されていません。


症状


































筋肉の障害による症状(筋力低下)がほとんどの患者さんにみられます。
さらに、筋肉以外の症状(内臓などの障害)も認めることがあります。
これらの全ての症状が患者さんに決して起こるのではなく、
患者さん一人一人で症状も障害される臓器も異なります。
全く内臓が障害されない、軽症の患者さんもいます。


「筋肉の症状」


大多数の患者さんが、筋肉を障害されるため、疲れやすくなったり、
力が入らなくなったり(筋力の低下)します。しかし、徐々に発症し、
はじめは、症状に気付かない患者さんもいます。
特に、躯幹に近い(大腿、上腕、頚部の)筋肉が障害されやすいとされています。
たとえば、下肢の筋力低下のために-「しゃがんだ姿勢から立ち上がるのが困難となる」
「風呂に出入りするのがつらい」「バスに乗る時、足が上りにくい」「階段が昇りにくい」
などの症状、上肢の筋力低下のために-「洗濯物を物干しにかけるのがつらい」
「髪がとかせない」「高いところの物をとれない」「手に持ったものが普段より重く感じる」
などの症状、頚の筋肉の障害のために-「頭を枕から持ち上げられない」などの症状が
みられます。
物を飲み込むのに必要な筋肉(後咽頭筋)、言葉を話すのに
必要な筋肉(構語筋)の障害のために-物が飲み込みにくくなったり、
鼻声になったりする症状も認めることがあります。さらに、筋障害が重くなると、
立ち上がれなくなったり、車椅子の使用、ベッド上の生活を強いられることもあります。
また、筋肉痛を認めたり、自覚なくても、
筋肉を握ったりすると痛みを感じる患者さんもいます。



「筋肉以外の症状」


(a)皮膚症状


両側あるいは片側の眼瞼部の紫紅色の腫れぼったい皮疹(ヘリオトロープ疹)、
手指関節背面の皮が剥けた紫紅色の皮疹(ゴットロン徴候)、
肘や膝などの関節の背面の少し隆起した紫紅色の皮疹が皮膚筋炎に
特徴的とされています。
これらの皮疹が見られる場合には、皮膚筋炎と診断されます。
その他、前頚部~上胸部(V徴候)、肩・上背部(ショール徴候)に紅斑が
見られることもあります。


(b)関節症状


約30%の患者さんに関節痛・関節炎が認められます。
しかし、腫れたり、赤くなったりせず、持続時間も短く、
軽症のことが多いと言われています。一部の例外を除いて、
関節リウマチのように、関節が破壊されたり、変形したりすることは稀です。


(c)レイノー現象(寒冷時に手指が白くなり、ジンジンしびれたりする症状)


約20-30%の患者さんで見られます。しかし、強皮症の患者さんとは異なり、
皮膚潰瘍や手指壊疽に進行することは少なく、軽症のことが多いといわれています。


(d)呼吸器症状


肺に炎症が起こり、咳や息切れ、呼吸困難などの症状を認めることがあります。
この肺の炎症は細菌感染などで起こる肺炎とは異なり
、「間質性肺炎」と呼ばれています。
胸部レントゲン検査、胸部CT検査で診断されますが、
約30-40%に合併しますので、定期的にチェックすることが大切です。
その他に、病気自身や治療に用いる薬剤(ステロイド薬や免疫抑制薬)の使用による
日和見感染症(免疫能の低下により、結核や真菌感染症を発症する)、
嚥下する筋力の低下による誤嚥性肺炎、治療薬による薬剤性肺臓炎などの
合併症にも注意することが大切です。


(e)心症状


心臓の筋肉が障害され、不整脈を起こしたり、心臓の力が弱まり、
心不全を起こすことも稀にあります。


(f)全身症状


その他の膠原病やリウマチ性疾患と同様に、
発熱(しかし、高熱を認めることはめったにありません)、全身倦怠感、食欲不振、
体重減少などがみられることもあります。


難病情報センターより
http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm
当院にも、皮膚筋炎を既往している患者さんが来院されています。
疲れと痛みがすごくて当院にて治療されていますが、
鍼はかなり効いているとのことです。
皮膚筋炎自体を鍼で治すことは難しいですが、
生活の質を上げるためには有効と考えています。
鍼治療をやればやっただけ、楽になっているそうなので、
皮膚筋炎でお悩みの方は、治療の選択肢のひとつとして、
トリガーポイント鍼治療を選んでいただければ幸いです。
では、また♪

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