本日は学生のスポーツにおける肉離れの症例です。
肉離れとは激しい運動が原因で筋肉に損傷をきたすもので、
基本的に安静にすることが治癒における王道となります。
しかし、試合や大会が近いなどの理由でどうしても早く治したい!
そのような場合も鍼療法によって早期回復が期待できます。
年齢:10代
性別:男性
職業:学生
主訴:左ふくらはぎの肉離れ(一ヶ月前)
症状:歩行(-)加重(+)ジャンプ(+)ダッシュ(+)
走行姿勢の不良(+)つま先立ち(±)入浴後楽(+)
その他:負傷後すぐに整形外科にて肉離れと診断。
整骨院にて2週間超音波治療を受けるがあまり良くならない。
来院時はペインスケール10→6~7。
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療部位:腓腹筋 ヒラメ筋
治療計画:炎症が落ち着いていること、温めると楽なことから肉離れ後の筋筋膜性疼痛と判断。
数回通っていただければすぐ良くなりますよとお伝えしました。
1回:うつ伏せにて下腿三頭筋に刺鍼。
2回:ペインスケール10→3~4。もう少し残る。階段昇降(±)
3回:ペインスケール10→0。サッカーも問題なくできている。終了。
治療期間
完治まで7日でした。
今回の痛みは肉離れ後の筋肉の過緊張によるものと考えられます。
いずれの場合も早期治療が早期回復に繋がりますので、
スポーツ障害で悩まれている方はご参考にして下さい。